いよいよスタートした秋ドラマ。
その中でも注目が2022年社会現象を巻き起こしたドラマ『silent(サイレント)』のスタッフチームが再集結した『いちばんすきな花』。
サイレントといえば様々なところに伏線が貼られ、考察含め私たちを楽しませてくれました。
今回のすき花も当然細かい描写描写に何か重大なことが隠されているに違いありません!
第1話で早速今田美桜さん演じる深雪夜々の心理を探る上でキーポイントとなる言葉が発せられました。
それが「カタツムリ」。
こちらではこのカタツムリについて考察をしていきたいと思います。
どうぞご覧ください。


今田美桜演じる深雪夜々とはどんな人物?

この「すき花」では4人が主演というクアトロ主演が話題ですが、その1人が今田美桜さんが演じる深雪夜々。
一体どんな人物なのか公式HPで確認すると
深雪夜々(みゆき・よよ)は表参道の美容院で美容師として働いている女性。純粋に友達になろうとしても、男性からは異性というだけで勝手に恋愛ととらえられ、女性からはそんな姿をねたまれてしまうという経験をしてきたことで、「1対1で人と向き合うのが怖い」という思いを抱えるように。そんなことから周囲に合わせるために思っていないことを口にしたり、取り繕ったりするようになり、そのせいで態度を勘違いされてしまうことも。人間に性別がなかったら、きっと自分の悩みの大半は解決する気がすると考えることもしばしば。
フジテレビより
自分のルックスで男女共に人間関係をうまく築いて来れなかったことがコンプレックスの夜々。
それをどう表現するのか注目された第一話で夜々のキーとなるものが登場

なんと初回放送だけで3回も登場をしているんです。
早速みていきましょう。
1話だけで3回登場した「カタツムリ」
夜々が呟く「カタツムリになりたい」

いちばん印象に残っているのはこのシーンだと思います。
同僚の相良から強引に誘われた後に1人で帰るシーンで夜々が唐突に
カタツムリになりたい。カタツムリになりたい。カタツムリになりたい・・・
と「カタツムリになりたい」を繰り返すシーン。唐突だったので結構怖かったシーンですw
ここで「カタツムリ」がキーであることが明らかになりました。
しかし、このシーンまでに実は2回すでにカタツムリは登場していたのです。
夜々の美容院の名前『Snail』

いちばん最初に「カタツムリ」が登場したのがこちらのシーン。
松下さん演じる春木椿さんがカットを終え帰るシーンで、夜々の働く美容院の店名が『Snail』と判明。
『Snail』の「a」もカタツムリの形になっていて可愛いですね。
夜々のスマホ画面にカタツムリ

もう一つ登場しているのが夜々がふとスマホを見るシーン。
夜々の携帯の待受画面が映し出されるとそこに写っていたのが紫陽花と「カタツムリ」。
夜々にとって「カタツムリ」が非常に重要な鍵となることが第1話でしっかりと描かれていますね。
夜々の「カタツムリ」に隠された本当の意味は?
そうなると気になるのが「カタツムリ」が何を表現しているのか?ということですよね。
①カタツムリは雌雄同体の生き物
カタツムリというのは実は
公式での夜々の紹介文にもあるように
夜々は常々人間に性別がなかったら、きっと自分の悩みの大半は解決する気がすると考えています。
このことからオスメスの区別のないカタツムリというのは夜々にとっては羨ましい存在なのかもしれません。
②固い殻に閉じこもりたい

続いてのカタツムリの意味ですが、
カタツムリというと思い描くのは自分をすっぽりと入る大きな殻ですよね。
カタツムリは触ろうとするとすぐに殻の中に入って身を守ろうとする。
夜々は直前に美容院で嫌味を言われそれに対して「相談してもすぐに変換されてしまう」となかなか悩みを打ち明けられないことを同僚の相良に話しています。
今まで自分の中(殻)で自分自身を守ってきたことが伺えます。
夜々にとって「カタツムリ」は共感できる存在ということだと思います。
カタツムリは幸運の象徴!

カタツムリの意味するもの①と②番はまさに今の夜々をしっかりと表していますね。
ただこの「カタツムリ」そのほかの意味を調べてみるとどうやら「幸運の象徴」としての意味もあるよう!
古来よりカタツムリは幸運を運ぶ生き物の象徴であると言われてきました。もともとカタツムリは前進しかしない生き物であることから、縁起の良いものであると言い伝えがありました。
Laniより
現時点での夜々は何か達観して、①と②を切実に願っているように感じます。
しかし4人が出会うことによって「カタツムリ」のもつ「幸運」をしっかりと掴みに行くのでは?と考察しています。
どちらにしろ『すき花』にとってカタツムリは重要なパーツであることは間違いなさそうです!
第4話で夜々のカタツムリの伏線回収!
夜々のカタツムリの伏線ですが第4話に一気に回収されました!
キーとなったのは幼少期から感じる母親との関係。
母親が急に泊まりにくることとなり慌てる夜々ですが、その時に来ていたTシャツがまさかの「カタツムリ」。

この時の夜々は固い殻に閉じこもってしまい、母親の求める自分を演じていました。
しかし4人でいることで素の自分を出せることを知ってしまった夜々は母親に反発。家を飛び出し3人がいる椿の家に向かいます。その後、母親と電話で自分自身について話し固い殻から脱却!
母親との会話で自分だけが女兄弟で特別扱いが嫌だったこと、そして自分好きなものをしっかりと伝えました。
母親と向き合って話した夜々は自分がいちばん好きな色という紫のシャツを来ています。

そしてカットにきた椿に対して自身の待受を見せ、カタツムリの会話を始めます。

カタツムリが夜々でその原因となった母親と会話をしたことで、しっかりと自分の「すき」に向き合えた夜々。
ドラマのタイトルでもある「いちばんすきな花」というワードもだし

紫陽花が一番好きです
固い殻から抜け出した夜々。
自分自身をしっかり見つめた夜々。
今後は幸運の象徴としてカタツムリが登場するのでは?と楽しみにしています。
まとめ
『いちばんすきな花』の「カタツムリ」についてお伝えしました。
みてみるとしっかり3回も「カタツムリ」について触れていることからドラマにとって重要なパーツであることが読み取れますね。
第2話以降どういうふうにこのカタツムリが登場していくのか。
そして意味の3つ目である「幸運」を夜々ちゃんは見つけることができるのか。
「カタツムリ」に注目しつつドラマを楽しんでいきたいと思います。

