日本バスケ協会が代表引退を認めない新規定の全内容!出場停止処分はやりすぎの声多数

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初の自国開催で盛り上がりを見せたバスケットボール。
オリンピックへも48年ぶりの自力出場を決めました。

前回の東京オリンピックでは女子チームが銀メダルを獲得し、さらにはBリーグも日本を代表するスポーツリーグへ成長と全てが順調に見える日本のバスケットボール。
しかし、10月12日にそんな雲行きを疑問視する新規定が発表されました。

なんと代表招集の拒否権や代表引退が認められないというのです。
このとんでもない新規定。詳細について詳しくお伝えいたします。
どうぞご覧ください。

目次

日本バスケット協会(JBA)が新規定発表

産経新聞より

10月12日日本バスケットボール協会(JBA)は会見を開き男女日本代表の招集プロセスを見直したと発表した。

日本バスケットボール協会の男子代表強化検討委員会は12日、選手が日本代表活動を辞退した場合、理由の正当性にかかわらず、期間中の所属先での公式戦出場を認めないとする新規定を発表した。正当な理由がない場合は、さらに最大3試合の出場停止を科す。ベストメンバーで代表を編成するため、活動参加への強制力を高める狙いがある。

日経新聞より

日本代表強化を名目にしていますが、なかなかな内容。

新規定の詳細について早速見ていきましょう。

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JBA代表最優先の新規定の全内容

代表最優先の新規定!代表招集は強制

Yahoo!ニュースより

12日に発表された新規定ですが何よりも代表活動が最優先!

日本バスケットボール協会の島田慎二副会長が次のように語ります。

代表招集に対する拒否権は基本的にはない。
ヘッドコーチから必要だと声がかかれば拒否権はない

はっきりと拒否権を否定。

さらには代表引退を明言している選手に対して、

基本的にはそういう(代表引退の)概念はないと考えている

そもそも代表引退の概念がないと言います。

引退=競技からの引退しか認めない姿勢のよう。

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正当な理由がなく辞退した選手に罰則規定あり!罰則内容は3試合出場停止!

さらにこちらの新規定で恐ろしいのが罰則があること。

それがこちらの2つ。

・正当性にかかわらず、期間中の所属先での公式戦出場を認めない
・正当な理由がない場合は、さらに最大3試合の出場停止

正当な理由であっても期間中は試合に出れず、さらに正当な理由がない場合は追加で3試合の出場停止・・・

基本的には怪我を想定しているように感じますが、冠婚葬祭などイレギュラーで突発的に発生する事案もあるはず。
その場合も代表期間であれば試合に出れないというのはどうなのでしょう。

正当な理由がない場合をどういったことを想定しているのか定かではないですが、自身の「行きたくない」という意思は正当な理由ではないというのでしょうか。

慢性的な怪我の場合、代表招集自体が負担という選手もいるでしょう。
短いアスリート人生を少しでも長くしたいという考えなどはどうなるのでしょうか。

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規定は日本限定!NBA所属の八村類は除外

バスケットボールキングより

こちらの規定ですが当然ながら日本国内限定のルールとなっています。

対象の選手はこちら。
BリーグやWリーグの選手、大学生、高校生ら日本協会に登録する選手。

日本バスケットボール協会の影響力の及ばないNBAなどの海外プロ選手は規定外です。

なのでNBAで活躍する八村類選手や渡邊雄太選手などは除外ということになります。

またこちらのルールはフル代表の活動に限ったルールで、年代別代表は対象外。
また現時点では男子のみ適用で女子は適用除外となっています。(女子への適用は検討中とのこと。)

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新規定はアジア大会から適用されていた

TBS NEWS DIGより

さらにびっくりしたのがこちらの新規定。

8日に閉幕した杭州アジア大会から既に施行されていると言います!

え・・・既成事実ももう作ってあるってことですか?

発表前に効力があり、どこまで周知とお互いの意思疎通ができていたのでしょうか。
日本バスケットボール協会のやり方には不信感を感じてしまいます。

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新規定の背景にあるのはアメリカ代表

8469スニーカーズより

今回の規定がなぜできたのか。

そのヒントが『5人制男子テクニカルリポート』にありました。

バスケットボールがワール ドワイドなスポーツになった現代では、NBA でプレーする代表選手を抱える国は珍しくなく、 NBA プレーヤーの早期合流の難しさは多くの国の悩みでもある。もちろん大会前の合宿や、強化 試合の重要性は言うまでもないが、今回のアメリカ代表の結果は、「大会中にチームとして成長 すること」の重要性を各国ともに考えさせられる大会であったとも言える。

5人制男子テクニカルリポート

2020年の東京オリンピックでのアメリカ代表を例に、きちんと代表に招集することの大切さを説いています。

確かにしっかりと練習を積み上げているチームとそうでないチームの差は歴然。
特に日本のような発展途上のチームであれば格上相手を打破するための一つの突破こうであるとも言えます。

そのためにリーグを巻き込んだルールを作りたかったということなのでしょうが・・・
いかんせんやりすぎ感が否めません。

そして現状の意思とそぐわない方向に向かってしまうことも可能なルール。
やはり見直しは必要なのではと感じます。

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SNSで反発の声多数!

SNSでの意見も見ていきましょう。

本人の意思を尊重していないという意見が圧倒的多数!

代表ファーストではなく選手ファーストの延長に日本のバスケット強化があるといいんですが・・・

さらに今回の新体制発表を受け協会自体に無能という意見も・・・

三屋会長が良い流れを作ってきたのに、こういった意見も非常に残念ですね。

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まとめ

10月12日に発表された日本バスケットボール協会の代表招集に関する新規定についてお伝えいたしました。

趣旨自体はわからなくはないですが、その責任を追うのが個人というのが納得いかないですね。
すでに新規定で運用が始まってしまっているようですが、再度しっかりとした見直しを求めていきたいですね。

同じく盛り上がりを見せる男子バレーのオリンピック出場についてはこちら↓↓↓

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